現在、BSで「べっぴんさん」を再放送しています。
現在は戦後の闇市などの様子が出てきて、まだまだ復興には時間がかかりそうな状態です。
私はこの朝ドラの本放送も観ていたので、改めて今回、観直しているような感じです。
主人公のすみれはまだ旦那さんが復員してきません。
しかし、親友の二人には旦那さんが帰ってきて、今の状態は仕事よりも家庭を優先しています。
このあと、一度は仕事から離れた二人も復帰してきますが、今の段階ではすみれと明美さんの二人だけになってしまいました。
明美さんは何かと自分のことを不幸だと思っていて、あさやさんにそれをたしなめられる場面が何度かあります。
確かに明美さんは使用人の娘ですが、看護婦さんで英語も堪能です。
彼女はかなり優秀なので、他の3人にも全く引け目を感じることはないと思います。
彼女の生い立ちがそうさせてしまっているのかもしれませんが、彼女のこのネガティブ思考が、ますます状況を悪化させてきたようにも感じてしまいます。
しかし、明美さん自身が性格をポジティブに変えていけるようになったのも、もしかしたら菫の影響かもしれないと思いました。
かなり後になって、明美さんは栄輔さんと一緒になります。
ですが、今のところ、栄輔さんはすみれに夢中ですが、それは戦争で亡くなった妹と重なる部分があるからかもしれないと思いました。
身内が誰も居ないという点では、明美さんと栄輔さんは同じ境遇だと思います。
すみれのお母さんはとても刺繍が上手な女性でした。
すみれもすみれのお姉さんも服飾関係の仕事に就きますが、やはりこの影響は両親から受け継いでいるものだと思います。
すみれの子役の子は大人になったすみれと同じく、発言するまでに時間がかかってしまうところがありました。
朝ドラのヒロインは元気いっぱいな女の子が多かったので、今までとは違う大人しい印象がありました。
すみれは子供のころ、刺繍が上手くなりたいと一生懸命に頑張ったことが、彼女の一生の支えになりました。
私はこの朝ドラの影響を受け、新たに刺繍を始めました。
刺繍という新しい趣味に出会って、今までとは違う世界を見ることができました。
年齢を重ねていくうちに、新たに始めることはどんどん少なくなってしまいます。
仕事に関係したことであれば、仕方なく新しく始めることもあります。
しかし、全くの趣味となるとやはり何らかのきっかけがあり、自分もやってみたいと思わないとなかなか始めることはできません。
私はべっぴんさんの本放送を観ていた頃、何か新しい趣味を見つけたいと思っていました。
ですが、最初の頃は刺繍が難しくて長続きはしないだろうと思っていました。
それでも刺繍の道具を手に入れたことで、とてもやりたい気分になってしまい、最初はかなり一生懸命に刺繍をやっていました。
今回再放送を観て、刺繍に対してのモチベーションが新たに高まるような気がしています。