「あさが来た」は、脚本も俳優も最高でした!

私の中で、朝ドラといえば「あさが来た」。

 

俳優の宮崎あおいさんが登場するので見始めた朝ドラでしたが、主人公の波留さん、夫役の玉木宏さんなど、演技派ぞろいの朝ドラで、ストーリーも面白く、どんどん引きこまれた作品です。

 

特に主人公・あさの子役時代を演じた鈴木梨央ちゃんの演技力には感服しました!子役と言うと、話し方がわざとらしかったり、笑顔や泣き顔が不自然だったりすることが多いですが、鈴木梨央ちゃんは、婚約者に会いに行くときの仏頂面も、そろばんをもらって嬉しそうにはしゃぐ姿も、とても自然でわざとらしさが感じられませんでした。

 

将来、立派な女優さんになるであろうことを予感させる子役でした。

 

「あさが来た」は、妹のあさの人生を主軸に、夫との出会いや、事業を担っていく姿などが描かれています。

 

あさの男性よりも抜きんでた行動力は、私にとってはうらやましい限りでしたが、その存在がまぶしすぎて、自分と重ね合わせるのは正直難しかったです。

 

一方、姉のはつは、結婚しながらも婚家がつぶれ、貧しく苦労の多い人生を送ります。

 

意地悪な姑や夫の行方不明に悩む人生ですが、子どもをしっかり育てながら家庭を支える芯の強い女性です。

 

妹のあさと比べると派手さのない人生ですが、私としては社会的に一大事業をなしとげたあさよりも、一家を静かに支えた姉のはつの方に、憧れを抱きました。

朝ドラ 子役

もしかしたら、社会で活躍する人はあさの方に、主婦として家庭を支える人ははつの方に、感情移入しやすいのかもしれないな、と思います。

 

「あさが来た」では名シーンがたくさん登場します。

 

主人公のあさと夫とのシーンだけでなく、姉のはつとその夫とのやりとりや、あさのお付きの女中と番頭さんの恋、あさが尊敬する五代友厚など、数え上げればきりがありません。

 

その中で、私が一番好きな場面をあげるとすると、それは最終回です。

 

老年を迎えたあさが、屋外で自分の子どもや孫たちと話をしている最中に、亡くなった夫が遠くから呼ぶのが聞こえます。

 

杖をつきながら急いで走っていくあさが、いつの間にか若返った姿になり、黄色い花畑の真ん中で、若いころの夫に向き合います。

 

その前日の放送で、夫の死に涙するあさが描かれていただけに、この最後のシーンを見て思わず涙が出てしまいました。

 

また、表舞台で活躍するのが男性中心であった社会の中で、いち早く女性として活躍してきたあさが、「やわらかい心を持つことの大切さ」を説くシーンも、胸にジーンときました。

 

映像の美しさとも相まって、私の中では忘れられない名シーンです。